静岡県経営革新計画事業として、静岡理工科大学と共同研究しながら
「日本種ウナギ一括認定法」の特許を取得しました。

日本の食文化応援プロジェクト~安心したお取引のために ~
変化するウナギ流通の状況に、皆様の安心したお取引のサポートをする
ウナギをDNA鏡定する。それはウナギの品種を科学的に証明するということです。食に対する安心・安全がニュース等で多く取り上げられるこのご時世、トレーサビリティという言葉も一般的に使用されるようになり、消費者の関心も非常に高くなっております。私たちはこの鑑定技術を、ウナギの養殖・流通・販売に携わる皆様に前向きに活用していただきたいと思っております。日本ウナギの不漁が続き、海外の品種にも大きく注目が集まっております。品種がはっきりすることで養殖に無駄がなくなったり、正しく報告ができたり、表示することができたり皆様の安心したお取引につながっていくと考えております。
なぜ今、ウナギのDNA鑑定が必要なのか?

IUCN(国際自然保護連合)がジャポニカ種を絶滅危惧1B類に指定
国産品・輸入品を問わず、ウナギ業界にとっては非常事態です。水産庁も総量規制や新規養殖への補助金停止も行います。 自然保護を徹底した管理の下に行いながら、次の世代の人々にも安心してウナギを食していただくことが私たち鰻に携わる人々の使命ではないでしょうか。 従ってトレーサビリティの一環として品種証明が必要だと考えております。
第2第3と多品種のウナギが取り引きされる時代に
日本ウナギの不漁・価格高騰を背景に、次世代のウナギを求めて様々な動きがあるようです。 海外養殖・海外加工、海外養殖・日本加工、日本養殖・日本加工など同じ海外品種のウナギでも流通経路も様々です。 従ってトレーサビリティの一環として品種証明が必要だと考えております。
品種表示の推奨・水産庁提出資料
2013年5月に品種表示の推奨、10月に履歴証明の義務化がスタートしています。 食の安全、流通の透明化、食品表示の明確化に則り、 シラスウナギの段階から品種証明することで養殖業者~加工業者~小売店まで一気通貫で履歴証明ができるようになります。これにより各業者様が安心してお取引が出来る様サポート致します。

こんなお客様の声が寄せられます
〇養殖業者に安心して養殖してもらうために証明書を添付しています。
DNA鑑定するには販売するための個体をいただくことになります。全量検査という訳にはいきませんので、稚魚1kg(約5000尾)に対し1%以内(50尾)の鑑定を実施します。
〇養殖をするにあたり他種混入を確認するため、出荷先へ確実な情報を提供するために定期的に鑑定を実施しています。
1匹の品種特定はもちろん、複数匹をまとめて鑑定する一括鑑定(特許取得)で、稚魚から蒲焼、輸入業者から店舗まで、様々な状況に対応しお客様のニーズに合ったご提案をいたします。科学的な証明により安心して養殖・販売ができるよう鑑定書を発行いたします。
DNA鑑定で分かることはウナギの「品種」です。当社の鑑定方法は大きく以下の2つになります。
貴社の鑑定目的に合わせご検討ください。
また、鑑定のご提案もさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
一括混合比率判定……50匹を1単位とし、目的種とする中に多品種混合の有無・混入率を鑑定する。
品種特定鑑定……1匹単位で品種を特定する鑑定をする
一括混合比率鑑定

こんな時に
日本種(A.japonica)しかいないはずだが、他種混入の有無を確認したい。輸入する際に契約した品種が、その通りか確認したい・・・などの場合に。
鑑定前に当社が確認する主な事項
- 稚魚~クロコ~活鰻~加工品(蒲焼など)、どの状態であるか。・・・どの状態でも鑑定は可能です。活鰻の場合、加工段階で不要になる頭部でも鑑定が可能です。 加工品を除き生きていればその状態で、もしくは冷凍でお送りいただくことが望ましいです。
- 検体数量・・・稚魚50匹、活鰻10匹など。1鑑定50匹以内となります。
この鑑定の特徴
例えば検体試料50匹に対し、従来の品種特定鑑定であれば50回の鑑定が必要です。しかし、一括鑑定では1回の鑑定で100%目的種なのか、また目的種以外の混入が何%あるのかを鑑定し、鑑定書を発行いたします。
- 料金
恐れ入りますが、お問い合わせください。
- 鑑定日数
基本的には1鑑定5営業日いただきます。ご依頼が集中しているときなどはお時間をいただく場合がございますのでご了承ください。
- 注意事項
本鑑定は検体試料を証明するものであって、ロット全体の証明をするものではございません。
オプション
- 目的種以外の混入があった場合、その品種を特定することができます。別途料金がかかりますので、お申し込み時に合わせてご依頼ください。
- ロット全体の証明をしたい場合は、別途ご相談ください。
品種特定鑑定

こんなときに
その検体が何種なのか知りたいという場合に。
鑑定前に当社が確認する主な事項
- 稚魚~クロコ~活鰻~加工品(蒲焼など)どの状態であるか。
どの状態でも鑑定は可能です。活鰻の場合、加工段階で不要になる頭部でも鑑定が可能です。加工品を除き生きていればその状態で、もしくは冷凍でお送りいただくことが望ましいです。
- 検体数量
稚魚5匹、活鰻1匹など。
この鑑定の特徴
品種特定鑑定
1匹ずつ品種を特定し、鑑定書を発行いたします。
- 料金
恐れ入りますが、お問い合わせください。
- 鑑定日数
基本的には5匹以下で5営業日いただきます。ご依頼が集中しているときなどはお時間をいただく場合がございますのでご了承ください。
鑑定書の発行について
いずれの鑑定も、鑑定書を1部発行いたします。部数追加の場合は有料(1部1,000円税別)いただきますので、ご了承ください。
申込方法と流れ

お問い合わせ・お申込み
まずは当社までお問い合わせください。ご不明な点や概要についてご案内、ご提案をさせていただきます。具体的にご依頼内容が決まりましたら、鑑定金額をお知らせします。見積書が必要な場合はお申し付けください。「鑑定注文書」をダウンロードしていただき(必要な場合はメールまたはFAXでお送りいたします)必要事項をご記入と押印の後、メールまたはFAXでご返信ください。
お支払い・発送方法
恐れ入りますが先入金となります。別途お知らせいたします口座にお振込みし、検体試料を以下の住所にお送りください。。※振込手数料のご負担をお願いいたします。
〒438-0043 静岡県磐田市大原1311 株式会社光コーポレーション 宛
TEL0538-86-3671 ※送料のご負担をお願いいたします。 ※必要に応じて検体には番号などを記していただきますようお願い申し上げます。
鑑定結果について
鑑定日数は、検体試料着荷日より基本的に5営業日いただきます。鑑定結果が出た時点で、お電話・メール等で結果をお知らせいたします。その後「鑑定書」を郵便でお送りいたします。※鑑定書は1部発行いたします。部数追加は有料(1部1,000円税別)となります。
報道記事・研究発表・関連情報
報道記事
- 静岡新聞(2015年3月14日) 稚魚生きたままDNA鑑定
- 日本経済新聞(2015年3月6日) ウナギのDNA 生きたまま鑑定~光コーポ、稚魚体液で品種証明~
- 日本養殖新聞(2015年2月15日) ウナギを傷つけない、殺さない、新たな技術の特許申請へ
- 中日新聞(2014年8月9日) ウナギ品種一括鑑定~外来種混入歯止めに~
関連情報
- 日本養殖新聞(2014年4月25日) “夏商戦”を控えてウナギ品種確認で安心
- 日本経済新聞(2014年2月8日)ウナギ稚魚の品種・DNA鑑定で一括鑑定~低コスト、証明書発行~
- 日本養殖新聞(2014年1月10日) 科学的証明で安心な商売を~異種ウナギ混入のトラブルを未然に防ぐ
研究発表
- 中日新聞(2014年7月9日) ウナギ養殖量に上限~ 法人設立し管理へ~
- 中日新聞(2014年7月24日)ウナギ養殖届け出制~将来は許可制に~
- 日本養殖新聞(2014年6月15日) ニホンウナギが絶滅危惧種~IUCNが12日にレッドリスト改訂版~


